ワーキングメモリー

人の記憶には限界があります。

 

当然日常生活を送っていても、記憶力に頼る場面は多々ありますが、こと仕事という場面においては忘れることが許されないケースが大半だと思います。

 

そんな中で記憶の特性を知っておくことが物忘れをしないための対策となります。

 

そもそも人がその場で一度に記憶できる容量はある程度限られています。

人が一時的に覚えている記憶をワーキングメモリーと呼びます。

 

ワーキングメモリーは「脳のメモ帳」などと呼ばれており、動作記憶、作動記憶などとも訳されます。

たとえば、文書を読んでいるときに読んだそばからその内容を忘れていってしまっては、何度も戻って読み返すことになり文章を読み進めることができません。

そういったことがないように、一時的に記憶として残しておいてくれるのがこのワーキングメモリーです。

 

しかしワーキングメモリーが意識を向けられる事象は4~7つほどであるといわれています。

 

イメージとしては、ワーキングメモリーをつかさどる腕が4本程度あって、その腕で記憶したい対象をつかんでいるような状態です。

 

しかしこの腕で対象をつかんでいる感覚は、自分の意識の中では「記憶した」という感覚となってしまっています。

いわるゆ長期的に記憶している内容と、一時的な感覚は混在してしまいます。

 

そのため、この記憶にたより記憶しようとする対象を増やすと、腕の本数も足りなくなってしまい、気づけば忘れてしまっているという事態になってしまいます。

 

そうならないためにも、自分の記憶というものは忘れてしまうものなのだという前提にたち、メモや目印などで、記憶を補助してあげることが必要となります。

 

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

宇都出雅巳

株式会社クロスメディア・パブリッシング

2016年8月21日

 

 

朝のアラームのセットの仕方

朝思った時間に起きることができない‥‥

目が覚めても気分がすぐれず布団から出れない‥‥

 

こういった経験は日ごろからよくあるかと思いますが、少しでも気持ちよく目を覚ましたいものです。

 

朝起きるときのアラームのセットの仕方で、この起きるときの不満を少し解消できるかもしれません。

 

そもそも人の睡眠は90分おきに浅い眠り「レム睡眠」と深い眠り「ノンレム睡眠」が交互に繰り返されています。

 

当然目覚めるのであれば、浅い睡眠状態であるレム睡眠の時のほうが起きやすくなります。

 

最近では、この浅い睡眠時間を探ってアラームを鳴らす、睡眠アプリや腕時計なども出てきていますが、正確性の部分では高いものとはいえないものが多いです。

浅い睡眠(レム睡眠)の時間帯を見極めることは非常に難しいです。

 

そこで以下のような方法を推奨します。

 

アラームを2回に分けてセットし、1回目は小さな音でセットするという方法です。

 

前提として、朝方に近づくにつれレム・ノンレム睡眠には下記の特徴があります。

①レム睡眠が次第に長くなっていく。

②レム→ノンレムの切り替わりが20分間隔になる。

 

この特徴を利用して、実際に起きたい時間が7時だとすれば、その20分前の6時40分頃に1回目のアラームをセットします。

この1回目の小さい音でのアラームで目が覚めれば、それはレム睡眠時の可能性が高いです

仮に1回目のアラームで目覚めなかったとしても、2回目のアラームを7時にセットしておけば、ノンレム睡眠をぬけたレム睡眠時にアラームが鳴ることになります。

 

 この要領で2段階に分けてアラームをセットすることで、これまでよりもスッキリ目覚めることができるかもしれません。

 

スタンフォード式 最高の睡眠

西野精治

株式会社サンマーク出版

2017年3月5日

人は眠らないとどうなるか

1965年アメリカの高校生が何時間眠らずにいられるかを実験した記録がある。

 

眠りそうになった際には誰かに体をさすってもらう、バスケットボールなどの運動を行ってできるだけ寝ない環境をつくりだす、などの工夫を施してなんと11日間起き続けているというギネス記録を打ち立てた。

さらにこの高校生は実験終了後の翌日14時間40分寝続けたあと、普通に目覚めている。

 

しかし、この記録があるからといって誰しもが長い時間起き続けられるわけではない。 

むしろ断眠というのは、ナチスドイツや文化大革命時代の中国などで拷問の一種としても取り入れられていたほどである。

断眠をしいれられたものは、幻覚や妄想を見て精神に異常をきたしたという実例も残っている。

 

つまりは人それぞれに必要な睡眠時間も違うため、いかに自分に最適な睡眠を効果的にとれるかが大切なのである。

睡眠の研究分野は1950年頃に本格的にスタートしたばかりで、まだまだ発展途上ではあるが、睡眠の重要性は年々確実に認知されてきている。

 

スタンフォード式 最高の睡眠

西野精治

株式会社サンマーク出版

2017年3月5日

良質な睡眠の必要性

日本人は世界的にみても睡眠時間が少ない国である。

 

フランス 平均睡眠時間 8.7時間

アメリカ 平均睡眠時間 7.5時間

日本   平均睡眠時間 6.5時間

 

されに日本ではその内の約40パーセント以上が6時間未満の睡眠時間となっている。

 

眠り過ぎも良くないが、寝不足はさらに危険で「マイクロスリープ(瞬間的居眠り)」という状態を引き起こすことがある。

マイクロスリープとは1秒~10秒程度の一時的な居眠りのことを指し、これはほんの数秒であるがゆえに、本人も気づかない居眠りである。

 

これが車の運転中などで起これば、事故にも繋がりかねない。

仮に60kmで車を運転中に4秒マイクロスリープが起これば、約70m車が暴走することになる。

時に飲酒運転よりも危険な状態かもしれない。

 

ともすれば、十分な睡眠が必要になってくるが、誰しもが自分の寝たい時間に寝られるわけではない。

 

そんな中で重要なことは、睡眠の量ではなく質を高めることである。

そしてその質とは睡眠を開始してすぐの「90分間」にある。

 

人は通常寝始めてからの90分間は深い眠り(ノンレム睡眠)に突入していくが、この90分間をいかに充実したものにできるかで、覚醒後の体の調子が変わってくる。

 

睡眠という分野はまだまだ未開拓の領域ではあるものの、人は人生の3分の2は睡眠に費やしているのだから、必要不可欠な領域であることに間違いはない。

 

スタンフォード式 最高の睡眠

西野精治

株式会社サンマーク出版

2017年3月5日

 

 

ジョブズの言葉「なにをしないかが重要」

「なにをしないのかを決めるのは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事だ」

 

スティーブ・ジョブズが残した言葉である。

 

何をやるべきかを考えるのと同時に、やるべきではないことも考え、必要のないことは排除していくという考え方、つまりは選択と集中を徹底していたことが、この言葉からもうかがえる。

 

何をやらないのかという点に重点を置くことで、必要のないことを見定め、切り捨てる能力が高まっていくのだろう。

 

わずか56年という短い生涯の中で、数々の偉業を成し遂げてきた人物からすると必要のないことに時間を割いている余裕は必然なかったのかもしれない。

 

ジョブズ100の言葉

監修  堀江貴文

発行人 蓮見清一

株式会社宝島社

2016年10月19日

 

 

 

 

読み手をひきつけるタイトル

プレゼン資料や提案書のタイトル。

 

何気なく作成しているようで、実はこのタイトルが意外と読み手の関心をひくきっかけとなり得ます。

 

資料の表紙やタイトルは読み手が一番はじめに目にする項目です。

 

アメリカの心理学者「アルバート・メラビアン」が1970年初めに発表したメラビアンの法則によると、

 

人が相手を判断するときの情報は、

言語から得る情報(話の内容、言葉の意味)7%、

聴覚から得る情報(声の大きさ、トーンなど)38%、

視覚から得る情報(外見、表情、しぐさ、態度など)55%、

とされており、これを「7-38-55ルール」とも呼ばれています。

 

つまりは、人の第一印象は「視覚から得る情報」が5割以上を占めるということです。

 

これは企画書や提案書、プレゼン資料になっても同じで、手に取ったときの見た目が一番重要だということなのです。

 

では具体的にどのように、タイトルに気を付ければよいかというと、それはいたってシンプル、具体的に表記するということです。

 

たとえば、東京都の交通渋滞を緩和するプロジェクトのための一般公募があり、以下のようなタイトルでの応募プレゼンがあったとしましょう。

 

ー東京都の交通渋滞緩和策ー

 

上記の内容からだと、交通渋滞緩和に関する内容だということはわかっても、具体的にどんな緩和策なのかまでは読み解けません。

 

これだと何百通もの応募の中に紛れてしまい、その他大勢と化してしまいます。

 

一方具体的に表記した場合だと、

 

ー企業駐輪所新設による渋滞緩和プランのご提案ー

 

このようなタイトルであれば、どんな企画提案になっているのかがおおよそつかめる内容になっているのではないでしょうか。

 

具体性が増すことで、読み手もイメージがしやすくなり、より手に取ってもらう可能性が高くなります。

 

タイトルは誰かに一定の情報を伝えるための、大きな手助けをしてくれる非常に重要な要素となります。

 

図解 話さず決める!プレゼン

天野暢子

ダイヤモンド社

2008年5月29日

 

 

「働く」と「傍楽」

誰のために働くかで、モチベーションは大きく変わります。

たとえ話に置き換えて考えてみます。

ある会社の社長から20kgの荷物を富士山の頂上まで運んで欲しいという依頼があったとします。
報酬は10万円です。
決して悪い話ではないと思います。
しかしいざ始めてみると、荷物を背負った状態での登頂は想像以上に大変で、途中で休憩を挟んでからというもの、登頂をやめてしまいました。
そしてこう思います。
「こんなにも大変なら、最初からこの話を受けなければよかった」と、
そんな時、1人の若者が自分と同じくらいの荷物を背負って、山を登っていくのを目にします。
自分以外にも同じような役目を背負っている人を見て、まるで仲間を発見したかのような喜びにひたり思わずその彼若者に声をかけました。
「その大きな荷物を背負ってどこまで行くんですか?」
若者は「頂上まで」と答えます。
自分と同じ境遇だということにさらに喜びを感じ、その若者と一緒に登れば1人で登るよりも辛くないだろうと考えます。
「ここらで少し休憩して、一緒に登りませんか?」
しかし、その若者は休憩などしている暇はないとせっせと足を進めて行きます。
「君はいくらの報酬でこの役目を引き受けたんだい?」
「そんなものはもらっていない」
「え?」
若者は自分の母親が頂上で荷物とその中に入っている薬を待っていると話していました。
そのあと、その若者に追いつくことは決してできなかったのです。

つまりは、自分のためだけに取る行動と誰かのため、誰かを助けたり喜ばせたりするために取る行動では、やる気も本気度もまったく変わってきます。

そういった意味でも、仕事をする中で「働く」を「傍楽」に置き換えて考えることで、その仕事により熱心に向きあえるようになるかもしれません。

仕事の魔法
中村信仁
株式会社ビーコミュニケーションズ
2008/7/10