ワーキングメモリー

人の記憶には限界があります。

 

当然日常生活を送っていても、記憶力に頼る場面は多々ありますが、こと仕事という場面においては忘れることが許されないケースが大半だと思います。

 

そんな中で記憶の特性を知っておくことが物忘れをしないための対策となります。

 

そもそも人がその場で一度に記憶できる容量はある程度限られています。

人が一時的に覚えている記憶をワーキングメモリーと呼びます。

 

ワーキングメモリーは「脳のメモ帳」などと呼ばれており、動作記憶、作動記憶などとも訳されます。

たとえば、文書を読んでいるときに読んだそばからその内容を忘れていってしまっては、何度も戻って読み返すことになり文章を読み進めることができません。

そういったことがないように、一時的に記憶として残しておいてくれるのがこのワーキングメモリーです。

 

しかしワーキングメモリーが意識を向けられる事象は4~7つほどであるといわれています。

 

イメージとしては、ワーキングメモリーをつかさどる腕が4本程度あって、その腕で記憶したい対象をつかんでいるような状態です。

 

しかしこの腕で対象をつかんでいる感覚は、自分の意識の中では「記憶した」という感覚となってしまっています。

いわるゆ長期的に記憶している内容と、一時的な感覚は混在してしまいます。

 

そのため、この記憶にたより記憶しようとする対象を増やすと、腕の本数も足りなくなってしまい、気づけば忘れてしまっているという事態になってしまいます。

 

そうならないためにも、自分の記憶というものは忘れてしまうものなのだという前提にたち、メモや目印などで、記憶を補助してあげることが必要となります。

 

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

宇都出雅巳

株式会社クロスメディア・パブリッシング

2016年8月21日